上質な関係を育てるコミュニケーションのために

「心配をかけた両親へ
結婚祝いに贈る恋文をお願いします」

陰となり日向となり、いつもそばで支えてくれている存在である、ご両親。どんな両親でも、この世にあなたに命を与えた、かけがえのない存在です。ここぞ!というときに「めいっぱい喜ばせたい!」。そんなときに最大の贈り物となるのは、あなたの素直な真心以上のものがあるでしょうか。じっくり、ご両親との今までをふりかえる作業は、これから明るい未来を進んでいく、あなた自身のパワーにもなります。無償の愛のすごさ、この恋文が教えてくれます。

お父さんとお母さんから、受け取ってきた言葉が、今、私を変えます。

(R.Yさん 35歳 マスコミ勤務 東京都在住)

お父さん、お母さんへ、

この半年の間、いっぱい心配をかけさせちゃったね。ごめんね。
今、私は変わりつつあるのを感じているよ。

「思ってもいないことを、絶対に言うな」

という、お父さんの言葉が、今も、胸に響いている。

それで、目が覚めたのかな。

執着ではなく、純粋に「Kちゃんと別れちゃダメ」って、
おなかの底から感じたから、お父さんの言葉を肝に据えたの。
おかげで早まることなく、一歩一歩、
ふたりの関係を冷静に温め直す道につくことができたよ。ありがとう。

 今回のことがきっかけで、私はようやく、
私を見つける旅の入り口に立つことができたような気がする。
今まで、私は、私をつかまえていなかったのね。

いつも寂しくて、お父さんやお母さんのそばにいるのが好きで。
世界は真っ暗闇で、“私はどこ?”って、
いつも路頭で迷子になったかのように、恐れて、怯えていた。 

いつも何かを誰かから求められていないと、不安だった。
誰かのオーダーを受けることによって、自分を満たそうとしていたんだよね。
本当は、私は私のチカラで満たさなくちゃいけないのに……。 

Kちゃんとのこともそう。 
Kちゃんが私に何も求めてくれないことに、不安を感じていたのね。

「Kちゃんにとって私は何?」って。
Kちゃんについ、キツクあたってしまっていた原因だったのね。
心にもないのに……。
Kちゃんは、ただあるがままの私を受け入れてくれていただけなのに……。
その不安が、心の底に深く強く根を下ろしていたがあまり、
私は、やましくも、文句を言ったり、不平不満を言ったり、批判をしたりして、
ひとをコントロールしようとして、生きてきていたんだね。

ふりかえってみると、そういうときの私を、お父さんとお母さんは、
ただ哀しそうにみつめてくれていたね。
世の中は、思い通りにならないことがいっぱいあって当たり前なんだ、って。 

私が、いかにお父さんとお母さんに守られて、本当に恵まれていたか、よね。
なんでも思い通りに育ってきちゃったからね。
それに慣れすぎちゃっていたね。
まわりを取り巻く、ひとつひとつがもっとどんなに有難いことかって、
ちょっぴりだけど心で感じられるようになってきたかも。 

お父さんと、お母さんは、子供のときからいつでも、私を自由にさせてくれてきたよね。
決してコントロールしようとしなかった。
甘えん坊の私にとって、実はとても寂しいことだったけど、
今思うと、それがどんなにスゴイことか!
 お父さんとお母さんは、私がいっぱしの大人として、
精神的に自立して、羽ばたくことをずっと願い続けてくれていたのね。 

◎年前、前の会社で東京から福岡に転勤になったとき、
お父さんは「よかったね」って言ってくれた。
ひとり暮らしをしても、精神的に親の元を離れることのできなかった私に、
長いこと暮らした土地を離れて、社会を広い目で見つめるチャンスをきたことを、
心から喜んでくれた。
その言葉の深みを、今しみじみと、かみしめているよ。ありがとう。

「もしも、Kちゃんと別れたくないのであれば、親に相談したことは絶対に言っちゃだめ。彼がうちに来にくくなるから。聞かなかったことにする」 
そういったお母さんの言葉が、胸にしみているよ。
娘だからといって、私の肩を持つことなく、Kちゃんの味方だったよね。
公正な眼でアドバイスをくれたこと、本当にありがとう。
本質をしっかりと見つめることのできる両親のもとに、生まれてきたことに感謝している。
さもなければ私は、ひととして大切なものを見失うところだった。 
一番、大事なもの、それは目に見えないもの。……「愛」。

頭だけではなくて、心からその言葉の意味をなんとなくだけれども
感じられるようになってきた。
お父さん、お母さん、Kちゃん、まわりのひとへの愛。
でも、そのためには……私はまず、私自身をもっと深く愛することも必要で。
「もっと、もっとがんばらなければ、愛されない?」と怯えることから卒業しなくちゃね。

がんばらなくても、自然と、好きな自分でいられるものーーーようやく、没頭できるものに出会えた気がする。
軽い気持ちではじめた、カラーセラピストの勉強が、私にたくさんの気づきを運んでくれるの。むさぼるように、色々な本を読んでいる。
「人」というものを、学びながら、自分という人間が浮き彫りになっていくのがわかるの。
過去の自分、今の自分を、投影することができるの。
そして未来の自分をここで見つけられるのかな? まだわからない。 
本当の意味で、胸をはって「自分を見つけた」といいきれるようになるには、
まだ時間がかかりそう。使命が見えていないから。
でも、なんとなくどこかで「人を助ける道」が、心の満足につながりそうな気もあるのか、な?
そんな未熟な私の成長を、いつも大きな心で見守ってくれて、どうもありがとう。
「ひととひとは、そばにいることだけが大事なのではない」「いかに生きるかが大事」 
 今、私は、自分の力で一歩一歩、納得のいくカタチに築き上げるための道についたみたい。ふたりから学んだことを胸に。
もっと安心させられる日がくるまで、もうちょっと待っててね。

(日付)                               

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