上質な関係を育てるコミュニケーションのために

結婚式披露宴での新妻との交換ラブレター」

これは究極の愛の手紙でしょう。実際の、某新婚のごカップルのケースです。45分間の対面のカウンセリングのなかで、ツボとなる質問をなげかけさせていただき、実際に胸にある漠然とした気持ちにじっくりととどまっていただきながら、ていねいに言葉を引き出させていただきました。とつとつと語られていく言葉の中から、とりわけToshiさんが、純粋にHiroさんを想っていることがものすごくよく伝わってくるエピソード同士を編み上げていきました。恋子自身もことばを組み立てながら、何度もぽろぽろと涙がこぼれた、感動の一通です。本当に美しいお気持と対峙させていただいたと、感激しました。(恋子)

号泣したHiroをみて、俺は心に決めた。一生Hiroを大事にする。

(Toshi.T さん 29歳 ホテル勤務 大阪府在住)

Hiro へ

俺と結婚してくれて、
ホンマにありがとうな。

はじめて会ったときから、憧れていた
Hiro とこうして結婚できるなんて、
夢にも思わなかった。

落ち着きがなく、冗談でしか
気持ちを伝えられへんかった
俺のことなんて、
どうせ相手にしてくれへんやろうと思ってた。

普通の人なら俺なんか嫌やろうと思うはずやのに、
Hiro はこう言ってくれた。

「過去は気にしないよ。私にもいろいろあったし、
それ以上にこれからの
想い出をふたりでつくって行こう」

って。

「もしもあのとき、Hiroに
声をかけていなかったら」

とか

「あの日、Hiro の仕事が
早番だったら」

とか思うと、
現在(いま)にいたるまでの
道のりにはいくつもの別れ道があったと思う。

本当に“たまたま”がいくつも重なり合って、
現在(いま)があるんちゃうかなぁって思う。

俺達は生まれたときから、
こうして結ばれる運命だったんだと
本当に強く思います―――。

いつもかわいい笑顔をありがとう。

仕事でみんなといるときは
キビキビとしているのに、
家にいるときには俺だけしか知らない、
愛らしい表情を見せてくれる。

それがとてもうれしいです。

きっと眠たいのに、寝る間も削って、
お弁当をつくってくれていることが、
本当にうれしいし、
卵焼きに刻んだネギを入れてくれたりして、
野菜嫌いの俺の健康を思って、
いろいろと工夫してくれていることも、
本当に感謝しています。

最近ホンマに仕事を早く終わらせて、
家に帰りたいと思うようになったのは、
Hiro が待ってくれてる家があるからやと思う。

仕事から帰ってきたHiroに対して、
俺が「おかえり」という言葉を
なかなか言えなくて
照れくさがっていると

俺の顔をのぞきこみながら
何度も「ただいま」と言うよな。

俺が「おかえり」というまで、
何度も、何度も
「ただいま」と言う。

そのHiroのほがらかな顔を見ただけで、
俺はすごく癒されるんだ。

その優しくて女性らしい見た目の一方で、
へこたれない根性の持主であることも、
とても頼もしいと思う。

Hiro の実家で正坐をして
結婚のお願いをさせてもらったとき、
お義父さんも言っていたよな。

「Hiroは根性だけは誰にも負けへん。
泣かせたらその時は許さへんぞ」

ふだんは会話をほとんどしないっていた
お義父さんの言葉だっただけに、

Hiroは号泣したよな。

その言葉に、知らないところで
実はお義父さんが
自分をよく見てくれていたことを
初めて知って
思わず嬉し泣きしたんよな。

俺はその光景を目にして、
よりいっそうこころに強く決めた。

一生Hiroを大事にするって。
一生Hiroを泣かさないように、
悲しませないようにって。
ウソだけはつかないでおこうって。

俺にとって女はHiro一人だけだって。

俺達に携わる全ての
家族を大事にしようって。

たくさん想い出を Hiro と作って行こうって。

そう、心に決めた。

いつか子供が出来た時は
子供に必ず

「あなたのお互いのおじいちゃん、
おばあちゃんがいて、

そしてお父さんとお母さんが
こうして出会えたから、

あなたがおるんやで」

って教えてあげような。

もしいつか俺が先に死んでも、

いつでも――‐ いつまでも――‐
見守っているから悲しまないでな。

Hiro はひとりじゃないで。
生まれ変わっても、
Hiroとはまた出会うんねんから。

最後に。

こころから愛しているで、Hiro。

(日付)

Toshi