上質な関係を育てるコミュニケーションのために

結婚式披露宴での新郎との交換ラブレター」

sample4 で Toshiさんが宛てているHiroさんの、こんどは逆に、Toshiさんに宛てたラブレターです。胸に秘めた大切な想いを言葉にすることを本当に苦手とする方でいらっしゃったのですが、こころから旦那様を想うがゆえに、自分の枠を一歩踏み越えて、相手の世界観にそうことにチャレンジされました。勇気と愛にあふれた態度で、45分間のカウンセリングを受けてくださいました。恋子が投げかける質問に対して、こころの奥深く、本当にデリケートなこころのひだに隠された何かを、ゆっくりじっくり、まるで手繰り寄せるかのように、ひとことひとことことばにして教えてくださいました。とても素直なありのままの想いが伝わってきました。そのひとつひとつをていねいにつないでまとめさせていただきました。Toshiさんのお手紙同様に、聴き手の心にやわらかく響く、美しい旋律にまとめさせていただきました。(恋子)

伝えたいのに伝えられない本当の気持ち。
勇気を出して今日はあなたに。

(Hiromi.I さん 30歳 ホテル勤務 大阪府在住)

Toshi さんへ

Toshiさんは 
いつも私の胸の真ん中で
息づいています

手をつないでいるときの 心地よさと
陽の当たる場所で感じる あたたかさと
生きることの まぶしさを
私に教えてくれる、Toshi さん

普段、気持ちを言葉にするのが苦手な
私だけれども、
この手紙は、そんな私だからこその
ありのままの気持ち―――
普段なかなか伝えることができずにいる
自分の気持ち―――を
あなたにどうしても伝えたくて、
わき起こる恥ずかしい気持ちと
闘いながらまとめました。

「好き」という二文字があるけど、

簡単に口にすると
私にはなんだか
安っぽく感じられます

私があなたに感じているものは、
それほど簡単なものではないからです
私の持っている言葉では、とうてい表しきれない
すごい、すごい“何か”だからです

Toshi さんは私の自慢の夫です

思っていること、感じていることを、
なんでもスッと言うことができて、
ひとと仲良くなるのが上手で、
思いやりにあふれていて

「何もしない」と言っていた
家事までも
意外にも手伝ってくれて――‐

鏡の前で5分以上も
髪型に気を配るほどおしゃれで

お酒を飲んでどうしようもなくなって、
私が「もう、知らんでー」というと

「何でほうっておくの?」

と、すまなそうにする――‐

どんなことも許せてしまう
面白い魅力が
私には まぶしい

私はあなたを安心させたい
どうしたらあなたのように
もっと気持ちをうまく
伝えることができるのかな?

本当はあなたが感じているのと
同じことを
私も感じているのだ
ということを。

あなたが優しい笑顔でいるとき
私もこころから笑顔になり、
オレンジや黄色の明るい光に包まれ、
このうえなく幸せでいるのだということを。

にもかかわらず、その想いを、
あなたにうまく伝えることができないために……

あなたから
「僕のことをどう思っているの?」
と尋ねられるとき、
私は哀しみに沈みます 

なんて言えばいいのかわからなくなって
泣いてしまいます

本当に大切なものは
目に見えないもので、
それを形にすることは、
わたしにはとてつもなく恥ずかしくて
全身が熱くなることなんだけど

ときにはそれを言葉にして
形にしたほうがいいのだともわかるからこそ、
こんな自分自身がもどかしくて、
たまらなくなります

すべてはあなたを安心させたいから
いつまでも今日のような幸せな関係で、
そばにいたい

いつも一緒にいてくれることに――‐
ありのままの私を
受け容れてくれていることに――‐

こころからありがとう

私は最高に幸せです

(日付)

Hiro